1973


WATCHER OF THE SKIES/GENESIS
客席では演奏を待つざわめき。その中をトニーバンクスの荘厳なキーボードの音が入る。客は一斉に歓声を上げる中、イントロは徐々に盛り上がり、そして、あの印象的なベースのリフが鳴り響き、フィルコリンズの素晴らしいドラムスが入る。このイントロを聴くだけでも震えが来るほど素晴らしい。自分にとって、この曲はフォックストロットでの録音よりも、ライブでの激しいリズムが鳴り響く演奏の方が断然好き。ガブリエルは、へんてこな仮面をかぶり、バスドラをばんばんならしていく。
 BASSのMIKE RUTHEFORDとKEYBOARDのTONY BANKSの共作。ここでのフィルコリンズのリズムキープや効果的なスティーヴ ハケットのギター。そして、堂々たるピーターガブリエルの歌。どこをとっても完璧。
 その後、ハケットがリメイクしてジョンウェットンが歌っていたが、ぜんぜんだめだった。やっぱり5人そろっていないとできない曲だと思うし、今の彼らが5人そろったとしてももうできないと思う。
 このころの映像作品をもっと見て見たい。

                                  2000年12月6日

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